1944年に書かれた本。
どうやったら、よりよく生きられるかのヒントが書いてある本。
偉人のエピソード(主に白人男性なのは、時代背景的に仕方ない)を用いて、具体的な方法を列挙している。
読みやすいし、偉人のエピソードも面白い。
伝記を読みたくなってきた。
当たり前のことばかり書いてあるし、そんなふうにうまく行くもんか。とも思う。
それでも、即効性はありそうだった。
特に覚えてるのは「キリストは12人の弟子のうち2人に裏切られた。キリストですら6人に1人の割合で裏切られたのだから、我々が裏切られるのは仕方ない」というくだり。具体的な数字を出されると思わず納得してしまう。
忙しくしたら悩まなくなる、という話しが多かった。この点については、現代にそのまま当てはまらないかもしれない。我々は本が書かれた時よりもずっと多くの情報を処理している。これ以上忙しくしたらいよいよ脳疲労でおかしくなるかもしれない。だから、休むことが必要な人は気をつけた方がいい。
それでも、暇だと無駄な心配をしてしまうというのはそうだと思うし、忙しくしてるおかげで悩まないというのはそうだと思う。